
投資家をめざすのなら、不動産投資の酸いも甘いもかみ分けたプロフェッショナルな投資家になりましょう。しかし、本当のプロになるためには高い目標をたて、その実現に向かって日々学ぶ必要があります。ただでさえ「もうけ話」の類が雨後の竹の子のように巷に溢れ、大損している人たちが引きもきらない世の中。あなたは情報洪水の波をたくみに乗りこなし、本物の宝を探す投資のプロにならなければならないのです。
世の中「うそばっか」-利回りのウソ-【1】
ちょっと投資をかじった人ならお分かりだと思うが、ネットとグロスで利回りは大きく違います。
業者の多くは、グロスで言ってきます。
先日、元外資系企業にいたという、自称、コンサルタントA氏が私のところに来ました。
「濠さん、ここだけの話、この5000万円の物件、12%回る物件だけど、どう?」
船橋市郊外の賃貸マンション。築8年の代物。
私は、「ネット?」と聞いた。
A氏:「そうそう、ネットで12%」
濠:「NOIはどのくらい?」
A氏「NOI?・・・年間賃料は600万円」
このトンチンカンな会話、お分かりのことでしょうが、若干の説明を。
このコンサルタント、NOI(net operation income)を知らないのはまだ、許せる。
ネットとグロスの違いも分からないのだ。
おそらく、全てはグロスで把握しているのだろうが・・・何をコンサルしているのやら。
こんな業者が持ってくる物件には、多くのリスクが潜んでいるに違いない。そもそも、リスク自体を把握していない可能性がある。
後日談であるが、このコンサルタント、宅建免許を持っていないため、不動産仲介が出来ず、業者の物件をいろいろな所へ持込んでいる人物だということが分かった。
現在、宅建の猛勉強中だという・・・。こんな輩がうごめいているのが不動産、いや、投資の世界なのである。
みなさん、信じられない方も多いでしょうが、景気がいい時は、これで商売が可能なのです。投資家も、時流に乗って安易に買ってしまうケースも多かったことでしょう。
この物件、経費にもウソが隠されていた。
通常、考えられる費用(管理費、修繕費など)よりも、少なめに計上されていたのだ。つまり、利益率を故意に高くしており、そのため、利回りで3%が水増しされていた。
実際のネット利回りは5%。とても投資に値しない水準。
売りサイドから提示された資料には、ウソが巧妙に散りばめられています。投資物件の特徴を知り、経費の中身まで検証する必要があります。
数千万、いや、数億の投資をするなら、面倒くさいなんて言ってられません。
ウソがあって当たり前が投資の世界。騙されなかった者だけが、利益を享受できるのです。
「世の中ウソばっか」
濠の本音です。







